沖縄・那覇市のマンスリーマンションで1ヶ月のお試し移住をしてみた

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「俺、いつか沖縄に住むのが夢なんです。人生って一度しかないし」

昔、バイトの先輩がそんなことを言っていて、弱冠20歳だった私は衝撃を受けました。

住むところって、自分で選べるんだ……!と。

今ではノマドも移住もライフスタイルの選択肢として当たり前になってますが、一番最初にその可能性を教えてくれたのはその先輩だった気がします。

そうして私の中にも「いつか住みたい沖縄県」が標語として染みついていたので、よきタイミングのときに那覇で1ヶ月のお試し移住をしてみました。

家賃69,000円のマンスリーマンション

「那覇 マンスリーマンション」で検索すれば意外といろいろあるもので、中でも旭橋駅から徒歩12分ほどのマンスリーマンションを1ヶ月だけ借りることにしました。家賃は69,000円で、水道・ネット・電気代込み、ガス代だけ後払いの広いワンルーム。

那覇に住むなら沖縄都市モノレール線沿いの物件がよかったし、旭橋駅は国際通りまでも歩いて行けるわりに落ち着いていて便利な街でした。

部屋は内見せずにネットで見つけた物件に即申し込みましたが、想像以上に広くて綺麗! 洗濯機、冷蔵庫、テレビだけでなく、レンジや掃除機、アイロンなど必要な生活用品がほぼ揃っていました。

窓も大きくて日当たりがいいので、朝は自然に日光が入って目覚めもよかったです。ティッシュやトイレットペーパーも置いてくれていたし、着いてすぐ生活できる環境になっていて圧倒的感謝。

マンスリーマンションを使うのは初めてでしたが、69,000円以外には初期費用などもかからず、この価格でいきなり沖縄で一人暮らしできるのはめちゃめちゃ安いと思います。

そりゃちゃんと移住するなら普通の物件を借りるほうが安いんですが、スーツケースひとつで1ヶ月だけ住みたい、という私のニーズには完璧に応えてくれました。

スーパーで沖縄らしい豚肉を買って自炊する

那覇に住んだらやりたかったのが、沖縄の食材を使った自炊です。沖縄のスーパーでしか売ってないような変な野菜や食品に出会えるんじゃないかと踏んでいました。

そして、やはりありました。ちゅらぶたうで赤肉。グーヤーヌジー。

こっちは豚骨なしてびち。東京のスーパーでは見たことがない文字列で、いやがおうにもテンションが上がります。

グーヤーヌジーはローストポークにしてみたのですが、ちょっと硬かった。でも甘い! 沖縄産の豚肉はスーパーのものでも甘みがあって、焼いて塩を振るだけで最高のおつまみになりました。

あとなんか野菜が元気。元気としか言いようがないほど、どれも妙に大きいしパリッパリにみずみずしいです。

飲酒量が多い沖縄らしく、ジュースみたいな雰囲気で泡盛が売られています。旅行だと外食でお腹いっぱいになりがちだけど、住んでいればコンビニやスーパーの沖縄っぽいやつを家でゆっくり楽しめるのも嬉しかったです。

国際通りや波の上ビーチも徒歩圏内

旭橋駅は観光にもちょうどいい立地でした。駅にはバスターミナルが隣接されているから美ら海水族館や沖縄アウトレットモールあしびなーにもバスで簡単に行けるし、歩いて国際通りに行くこともできます。

とにかく華やかな国際通り。特に買うものがなくても歩いてるだけで楽しい気分になるので、よく散歩がてらグルッとまわってました。

那覇唯一のビーチ「波の上ビーチ」にも歩いて行けます。こじんまりとしたビーチだけど、サラサラとした白い砂浜に青みの深い海で、十分海水浴が楽しめます。

私が行ったのは海開き前だったから浜辺で日焼けだけしてる人がチラホラ。軽い散歩で海まで来られるなんて立地が最高すぎる。

たまには曙橋駅の近くのカフェでノマドワーク

フリーランスとして、たまにはカフェでノマド作業もしました。国際通りのノマドカフェはスターバックスぐらいしかないのですが、旭橋駅では「オハコルテベーカリー」という素敵カフェがあります。

マンスリーマンションの居心地がよすぎて自炊も楽しいので、「全然外出してなくてやばいな」ってときによくお世話になってました。

1ヶ月で友達を作るのは難しい

できれば飲み屋とかで友達ができたらいいな〜と思っていたんですが、1ヶ月だと現地で人脈を作るのは難しいですね。

アーケード街の飲み屋で飲んでるおじさんたちに声をかけられて一緒に飲んだりLINEを交換したりはしたんですが、同年代で同性の友達を作るのはきっかけがなかなか見つからなかったです。マンスリーマンションじゃなく、交流多めのゲストハウスに泊まっておけば出会いもあったんだろうけど、ひとりの時間も欲しいし……。

Tinderで出会いを探してみたものの、私は顔が濃い人が好みじゃないんだなってことを再確認しただけでした。ひとり塩顔っぽい年下男子と電話したけど「今から会える?」って23時ごろに言われて萎えてしまった……。

1ヶ月しか沖縄にいないしな〜と思うと、いろんな出会いに積極的になれなかったのが敗因ですね!

沖縄1ヶ月移住のざっくり生活費

ということで、マイペースにだらだら過ごした沖縄生活。自炊多めな生活で、食材も東京に比べるとちょっと安かったので、1ヶ月の生活費はざっくりこんな感じになりました。

家賃:69,000円
食費:30,000円
雑費(日用品や交通費など):10,000円
通信費(LINEモバイル):1,322円
交際費(飲み会や娯楽、美容):30,000円
ガス代:5,000円
合計:145,322円

うむうむ。東京にいたときは下手すりゃ月に6万円ぐらい飲み代に使っていたこともあるので、友達とあまり会わない分、安くついたような気がします。

賃貸なら3万円ぐらいで借りられる部屋がたくさんあるので、月10万円あれば沖縄生活ができますね。そう考えるとやっぱり移住もアリだな〜。

東京に疲れたら那覇に移住しようかな

那覇のマンスリーマンション生活がすごく快適だった分、もっと家具をこうしたいな〜!という希望もどんどん沸いてきて、ひとまずまた東京で部屋を借りてそこを「自分の城」にしたくなってきました。

とはいえ沖縄生活もやっぱり楽しくて、美容院とか居酒屋とかで出会う人たちが東京に比べてのんびりしてるし、「◯◯ですよね〜」って基本語尾が伸びてる感じがすごく癒されました。「お金を介在させた他人」じゃなく、「ひとりの人間」として接してくれてる感もあり。

ただ個人的な問題で、沖縄の水道水が硬水であることに身体が馴染まなくて、肌が荒れたり髪がキシキシになったりしたのが気になりました。だから移住するなら水質を変えるシャワーヘッドは必須だな〜。

那覇は移住者が多い街だし、飲食や接客系のお仕事ならすぐ見つかりそうだから、腹を決めたら移住はしやすいと思います。それが身をもって体感できたから、1ヶ月住んでみてよかった!

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